イチゴのすべて!美容にも効果的?意外な食べ方や保存方法!日持ちは?

フルーツの中でも圧倒的な人気を誇るイチゴ。そのまま食べるのはもちろん、練乳をかけたり、ケーキにデコレーションしたり、ジャムにしたりと、色んなアレンジも楽しめるのも魅力の一つ。

スーパーに出回る時期も長く、食べる機会の多いイチゴですが、どこまでイチゴについて知っていますか?

そこで今回は、より美味しくイチゴを食べて楽しんでもらうためにも、イチゴの美味しい食べ方や切り方、選び方、品種による違い、健康効果などについてまとめてみました!

イチゴはどんなフルーツ?

イチゴはバラ科オランダイチゴ属に含まれる、多年草の一種です。

甘味があるので果物として位置づけられることがほとんどですが、樹ではなく草にできる実=草本性(そうほんせい)の植物なので、野菜として扱われることも。同じものとしてスイカやメロンがあり、農林水産省ではこれを「果実的野菜」と分類しています。

日本の主な産地は関東、東海、九州地方が多く、栃木県はイチゴの作付面積、収穫量ともに日本一

その栃木県のライバルともいわれているのが福岡県で、イチゴの作付面積、収穫量は全国2位。次いで熊本県が3位、静岡県が4位となっています。

イチゴの歴史!食べるようになったのはいつ?

イチゴの歴史は古く、紀元前の石器時代から野生のイチゴが食べられていましたが、現在のような大粒のイチゴが誕生したのは18世紀ごろ。

オランダで誕生したその品種は、北アメリカ地方と南アメリカ地方から持ち込まれた、2つの品種をかけあわせてできたものだといわれています。

イチゴが日本に伝わったのは、江戸時代の終わりごろ。オランダの船で長崎に運び込まれたことから「オランダイチゴ」と呼ばれていましたが、小粒の野生イチゴを食べていた日本人にとってはあまりにも大粒だったため、あまり普及しませんでした。

日本で本格的な栽培が始まったのは、約200年ほど前の明治時代から。アメリカやヨーロッパからさまざまな品種が持ち込まれ、東京の新宿御苑に農作物や園芸植物の栽培試験場があり、そこでフランスの品種から国産第一号のイチゴを作り出すことに成功

そのイチゴは農学博士の名前を取り、「福羽苺(ふくばいちご)」と名付けられ、そこから「とちおとめ」や「あまおう」、「紅ほっぺ」など、現在日本で食べられている多くの品種が生まれるようになったのです。

イチゴは栄養豊富で健康や美肌の効果が!?

イチゴは甘くておいしいだけでなく、さまざまな栄養が豊富に含まれています。

主な成分として、

  • ビタミンC・・・肌荒れ予防、美肌効果、疲労回復、風邪予防
  • アントシアニン・・・アンチエイジング、眼精疲労回復、視力回復
  • 葉酸・・・貧血予防
  • 食物繊維(ペクチン)・・・むくみ改善、下痢・便秘改善
  • キシリトール・・・虫歯予防

があり、他にも歯や骨を強くするカルシウムやマグネシウム、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウム、ビタミンB1、B2、鉄分と、たくさんの栄養がバランスよくイチゴには含まれているのです。

特にビタミンCの含有量はみかんの約二倍。大粒のイチゴを4つほど食べれば1日の必要なビタミンCをとることができます。

また、女性に嬉しいのが、アンチエイジングに効果的な抗酸化物質が多く含まれていること。

イチゴの赤い色を形成しているアントシアニンという色素は、ポリフェノールの一種で、老化予防やがん予防に効果が期待される、高い抗酸化力を有しています。

また、意外かもしれませんがイチゴには、虫歯予防で有名なキシリトールも多く含まれています葉酸も豊富なため、普段より摂取が必要とされている妊婦さんにもおすすめです。

イチゴはダイエットにもいいの?

イチゴは90%が水分で、中粒だど6キロカロリー、大粒でも10キロカロリー。スーパーで売られているイチゴ1パック(約250g)すべてを食べても約85キロカロリーと、低カロリーの果物なのです。

また、イチゴに多く含まれているアントシアニンは、メタボを引き起こす内臓脂肪が溜まるのを抑える効果があることがわかっています。

さらに、最近は「いちごタンニン」という栄養素が発見され、これが脂肪をつくるホルモンを抑制し、肥満予防ができるのではないかと研究がすすめられています。

そのため、ダイエット中の方や生活習慣病が気になる方でも、安心して食べることができる、まさに健康から美容、ダイエットにまで効果のある素晴らしいフルーツなのです。

イチゴのタネだと思っていたツブツブが本当の実だった?

イチゴといえば印象的なのが、その実の赤さですが、本当の実は、表面のツブツブした、私たちがタネと呼んでいる部分だということをご存じでしょうか。

この小さな粒は痩果(そうか)という、果肉がない1個の種子をもつ果実。イチゴ1つに200~300ほどの実がなっていて、このツブツブ1つの中に種が入っているのです。

では、食べている部分は何かというと、花托(かたく)と呼ばれ、花のガク・花冠・おしべ・めしべなどを支える台で、クッションの役目をする部分が大きくなったもの。この花托の大きさと痩果の数には深い関係があり、痩果の数が多いほど果実も大きくなります。

このようなイチゴの果実は、本当の果実に対して、偽果(ぎか)と呼ばれ区別されています。

イチゴの品種は295種類!?代表的な品種について

イチゴは品種改良が盛んで、毎年のように新しい品種が生まれています。その数は登録されているだけでも295品種(2019年9月時点)。

良く知られている代表的なものとしては、栃木の「とちおとめ」、福岡の「あまおう」、静岡の「紅ほっぺ」や「あきひめ」、長崎県の「さちのか」などがあり、各産地に代表的な品種があります。

ここでは、上記の5種類に加え、かつて市場を占めていた、「女峰」と「とよのか」について詳しくご紹介します。

とちおとめ

産地 栃木県、茨木県
収穫時期 11月下旬~3月頃
糖度 9~15度

栃木県を中心に栽培される、東日本の主流品種です甘味が強く、ほどよい酸味のある、大きめの粒が特徴。

あまおう

産地 福岡県
収穫時期 11月下旬~3月頃
糖度 11度以上

大粒で甘味が強いのが特徴で、大きさがこれまでの品種より20%程大きい。名前の由来は「あかい、まるい、おおきい、うまい」の頭文字をとったもの。

以前は「とよのか」が主力品種でしたが、あまおうが登場するとたちまち大人気となり、市場を席巻(せっけん)。香港や台湾などの海外にも輸出されています。

大きなサイズで抜群の甘さと、イチゴ本来の酸味が魅力でしっかりとした味わい。1粒単位で売られることもある高級品。

紅ほっぺ

産地 静岡県
収穫時期 12月下旬~4月中旬頃
糖度 11~13度

静岡県農業試験場で、「あきひめ」と「さちのか」を掛け合わせて生まれた品種です。「ほっぺが落ちるほどおいしい」ということで命名されました。大粒で果肉まで赤く、しっかりとしているため日持ちします。

甘味と酸味のバランスが絶妙で、深い甘みと香りが高いのが魅力。

あきひめ

産地 静岡県
収穫時期 12月下旬~4月中旬頃
糖度 9度以上

静岡県をはじめ、東日本を中心に栽培されている品種です。糖度は低めな印象ですが、酸味が少ないため、甘味を強く感じることができます。大粒できれいなツヤがあり、すらりとした細長い形で口当たりがよく、なめらかな肉質。

さちのか

産地 長崎県、佐賀県、千葉県
収穫時期 12月中旬~2月中旬頃
糖度 10~15度

「とよのか」と「アイベリー」を親に持ち、香りがよく、甘味と酸味のバランスがとれたイチゴです。果皮が濃い赤色をしており、円錐形のシャープな形が特徴。

果肉はややかためでしっかりしているため、ほかのイチゴに比べて輸送しやすく、多少日持ちもします。

かつての王者「女峰」と「とよのか」

栃木県で生まれた「女峰(にょほう)」と、福岡県で生まれた「とよのか」は、1990年代後期頃まで、東日本、西日本それぞれを中心に広く栽培されていた品種です。

女峰はやや小ぶりですが、甘味酸味ともにバランスが良くて深みのある味わい。色も濃い赤色で美しく、形が整っています。果肉も硬めでしっかりとしており、日持ちもします。

一方とよのかは、一粒一粒の形はそろいにくく、果肉は柔らかめですが、イチゴ特有の甘い香りが強く、ジューシーなのが特徴。高い糖度に適度な酸味と、イチゴらしい美味しさが感じられる品種です。

当時はこの2品種が全国的に大きなシェアを占めており、その人気は「西のとのよか、東の女峰」といわれるほど。

ですが次々と品種改良が進み、「女峰」から「とちおとめ」「とよのか」から「あまおう」と世代交代が行われたため、現在では市場をから姿を消しつつあります。

とはいえ、根強いファンは多く、量は激減したものの市場にはまだわずかに出回ることがあり、いちご狩りや直売所などでも見かけることができます。

一度は食べてみたい高級品種!どのくらい高いの?

覚えきれないほどたくさんあるイチゴの種類ですが、その値段も幅広く、高いものでは1粒何百円、何千円、というものもあるほど。

ここでは、そんな高級品種4種類についてご紹介します。

あまおう

先ほどもご紹介しましたが、福岡県の高級いちごといえば「あまおう」。「赤い宝石」の異名を持ち、大きくて形の揃った大粒は高級果実店やデパートなどでもよく見かけることができます。

そして、あまおうは販売に際して、上からエクセレント、デラックス、グランデと等級付けされており、等級によって価格が変わります。

スーパーで1パック1000円前後のものが出回ることが多く、高値のものでは3,000~5,000円、中には1箱10,000円するものもありますが、高級品種の中では比較的買いやすいのも魅力の一つです。

スカイベリー

2014年に栃木から新たにデビューした品種。「大きさ、美しさ、おいしさ」が大空に届くようにと名付けられたこのイチゴは、1粒が25g(3L)以上になるものが6割と、とにかく大きめ。大粒で美しいので贈り物にも最適です。

売り出された当初は、高級果物専門店にて1粒500円で売られていて一躍有名になりました。

ジューシーでまろやかな味わいで、甘さと酸っぱさもほどよいのが特徴。1パック12個入りでの販売価格はおよそ4,000円~8,000円

美人姫

2009年に誕生した、岐阜県で13年の試行錯誤して開発された品種。1粒45g前後と、スカイベリー以上に大粒のイチゴで、80g以上あるものは、なんと1粒で50,000円という驚きの価格。

通常サイズの美人姫でも1箱(12~15粒)で10,000円前後と、高級イチゴの中でも群を抜く高さが注目を浴びています。

そんな美人姫の凄いところは、超大粒ですが、味がしっかりと乗っておいしく、大粒イチゴは形を保つのが難しいといわれている中、綺麗な円錐型を保ち、美しいスタイルを維持している点です。

糖度も高くジューシーで、大きさにも味にも驚かされるイチゴです。

古都華(ことか)

奈良県を代表するオリジナルの品種。果汁たっぷり、ツヤのある赤色で香りが強く、糖度は15度ほど。濃厚な甘みと、ほどよい酸味が特徴的。果実はかたくて日持ちがよいのもポイント。

安価なものだと1箱(9~15粒前後)で2,000円前後、高値になると10,000円前後。比較的買いやすいイメージがありますが、まだ栽培する農家が少ないため、手に入れることが難しい希少なイチゴです。

こちらも食べてみたい!珍しい白いイチゴ!?

イチゴといえば赤いイメージですが、近年白いイチゴが開発され、話題になっています。

通常、イチゴにはアントシアニンという色素成分が含まれており、それが光に当たると色が発現する性質があるため、イチゴは赤くなるのですが、品種改良中の突然変異によってアントシアニンが合成されない、もしくは合成しにくいものが生まれたのです。

そして現在では各地で品種改良が進み、白いイチゴの品種がたくさん登場しています。白イチゴはその希少性から、値段が高いものがほとんどですが、赤いイチゴとあわせて紅白イチゴのギフトパックにするなど、贈答品として高い人気があります。

それでは、人気の白イチゴを3種類見ていきましょう。

初恋の香り

2009年に品種登録された、日本で最初に誕生した白いイチゴ。本当の品種名は「和田初こい」。山梨県で赤いイチゴの品種改良中に偶然できた、白い果皮のイチゴが商品化されたものです。

外も中も白い不思議なイチゴはテレビなどでも話題になり、これがきっかけで徐々に白いイチゴの品種が増加したといわれています。

果皮が薄くピンク色に染まる姿が、初恋をイメージさせることが名前の由来。価格は1箱(12~30粒)で6,000円前後から20,000円ほど。

見た目のシンプルさに対し糖度が高く、上品な甘さと香り高いのが特徴。ジューシーで食べごたえがあります。

淡雪

さがほのかの突然変異種として鹿児島県で生まれ、2013年に登録された品種。薄紅色の果肉が珍しい、希少な白イチゴ。淡雪の果実は大きめの粒で、やや縦長の円錐形。

酸味はほとんど感じられず、糖度は13~15度ほどの優しい甘さが特徴的。安価なものだと1パック(約300g)で1,500円前後から購入でき、白イチゴの中でも買いやすい価格帯となっています。

パールホワイト

奈良県で生まれた品種で、白イチゴの中でも群を抜いて真っ白なのが特徴。表面のツブツブ(痩果)だけが赤くなっており、形はやや縦長のタマゴ型で、切った断面も真っ白です。

酸味が少なく、香りがとても良いので、上品で程よい甘さを感じることができます。

まだ市場に出回る量は少ないため、1パック(12粒入)2500円前後からと、高めの価格帯で維持されています。

イチゴの糖度について!高いほど甘い!?

果物の甘さなどを表すものに糖度というものがあります。糖度とは、果汁100gの中に糖分が何g含まれているかを表したもので、糖度が10だったら、100g中10gの糖分が含まれているということになります。

イチゴの平均的な糖度は10度前後。近年では品種改良を重ね、大きくて甘い品種が主流となっていますが、糖度が高ければ必ずしも甘いというわけではなく、酸味の強弱によって甘味の感じ方は変わります

レモンが良い例で、あれだけ酸っぱいにも関わらず、実はイチゴと同じくらいの糖度なのです。

そのため、とにかく甘いイチゴが好きな方は、糖度が高くて酸味の少ない品種を選びましょう。「あきひめ」や「スカイベリー」などがおすすめ。

また、イチゴ特有の酸味が好きな方は「とちおとめ」、「さちのか」、「とよのか」、「女峰」甘味も酸味もあって濃い味わいのあるタイプが好きな方は、「あまおう」、「紅ほっぺ」、「古都華」などを選んでみてください。

イチゴの収穫時期はいつ?旬を見極めよう

イチゴがスーパーなどで出回るのは12月頃から6月頃までと、比較的長い間楽しむことができます。

一番売れるのはクリスマスケーキの需要が高い12月後半で、そのためイチゴの旬は冬だと思っている方も多いですが、本来は4~5月に開花し、5~6月に収穫時期を迎えます

今ではハウス栽培の技術が高まり、促成栽培によって一年中イチゴが手に入るようになりましたが、30年ほど前までは、冬にイチゴが収穫できることは珍しかったのです。

ハウスものの、「とちおとめ」や「あまおう」は11~3月、「あきひめ」は12~3月頃の収穫量が多く、旬の時期だといえます。

一方で、露天の畑で栽培されるイチゴ(露地物)は、現在でも5月頃が旬となり、美味しくて安いイチゴを楽しむことができます。

美味しいイチゴを選ぶポイント!

では、実際にいちごを購入するときのポイントですが、まずはヘタを見てみましょう。

ヘタが濃い緑色で、乾燥していないものは新鮮です。また、ヘタの近くまで真っ赤に色づいているものは完熟している証拠

鮮やかな赤い色でハリとツヤがあり、表面に傷のないもの、タネが立っていてくっきりと見えるものを選びましょう。

イチゴ狩りに行ったときは

いちご狩りに行ったときは、その場でしか食べられない新鮮な、熟したいちごを狙いたいものです。なるべくサイズが大きく、ヘタの近くまでしっかりと赤くなっているものを選ぶようにしましょう。

また、イチゴは熟すほど身がパンパンになり種が隠れていき、さらに甘くなります。

そして、根元が引き締まってイチゴの形がひし形になるとより甘味が増し、ヘタが反り返ると超完熟の状態。めったに見つからないかもしれませんが、もし見つけたときは迷わず食べてみてください。

イチゴの保存方法!日持ちはどれくらい?

イチゴはあまり日持ちせず、常温だと1~2日、冷蔵でも4~5日ほどしか持ちません。水分がつくと一気に傷むため、保存するときは洗わずに、ヘタもそのままにしておくのが基本です。

そしてなんといっても鮮度が命。採れたてほどおいしく食べることができるので、できるだけ早めに、新鮮な1~2日のうちに食べるのがポイント。

食べきれないときは、冷凍保存やはちみつに漬けることで長く楽しむことができるので試してみてください。

常温保存 約1~2日
冷蔵保存 約4~5日
冷凍保存 2~5か月
乾燥保存 約半年

常温保存のコツ

保存期間:約1~2日

乾燥を防ぐためにも収穫後は洗わず、食べる直前までヘタをつけたままにしましょう。傷んだものは取り除き、ヘタを下にして重ならないように並べて、涼しく風通しのよいところに置いてください。

ただし、イチゴの常温保存は向かないため、直売所なで購入したなど、非常に鮮度が良く、すぐ食べるとき限定にしたほうがいいです。

冷蔵保存のコツ

保存期間:約4~5日

パックから取り出し、洗わずにヘタをつけたまま、ヘタを下にして重ならないよう保存容器に入れるか、ラップに包んで野菜室に入れましょう。冷えすぎると甘味を感じにくいので、食べる少し前に冷蔵庫から出すのがポイントです。

冷凍保存のコツ

保存期間:2~5か月

イチゴ本来の食感などは変わってしまいますが、食べきれないほどあるときは冷凍保存がおすすめ。フリーザーバッグなどを使うとき、なるべく空気を抜いて真空状態に近づけることが長持ちのポイントです。

ヘタがついたまま水で洗い、水けをよく切ってからヘタを取りましょう。そのままフリーザーバッグに入れて冷凍保存することで約2ヶ月ほど日持ちします。そのままシャーベット感覚で食べたり、ジュースや牛乳と一緒にしてフローズンのようにして楽しむことができます。

ただし、冷凍することで甘味が落ちるため、イチゴの半量の砂糖をまぶして保存するのが一番おすすめです。イチゴ同士がくっつかず取り出しやすくなり便利です。

そのまま食べたるのはもちろん、ジャムを作ったりするのにも使えます。この場合は約5か月ほど日持ちします。

練乳を入れて冷凍保存する方法もあります。ヘラやスプーンで軽くつぶしたイチゴをフリーザーバッグなどに入れ、イチゴ150gに対して、大さじ2杯の練乳をかけて保存します。日持ちは3か月ほど。半解凍してそのままおいしく食べることができます。

乾燥保存

保存期間:約半年

長く保存できる、本格的なドライストロベリーにするためには、フリーズドライや専用の機械が必要になりますが、近いものを家で作ることができます。

用意するもの
・イチゴ
・砂糖(イチゴの3分の1の量)
・レモン汁(少々)

1.洗ってヘタを取ったイチゴを鍋に入れ、イチゴの3分の1の量の砂糖をまぶして20分ほど置きます(時間を置くほど水分がでてくるので、一晩置いておくなど長いほうがおすすめ)。

2.弱火~中火でかき混ぜながら、途中レモン汁を少々加え、10分ほど煮る。

3.火を止めて余熱が取れたらザルにあげ、イチゴとシロップを分けます。

4.シロップを良くきったら、キッチンペーパで軽く水けをとり、クッキングシートをひいた天板にイチゴを並べ、100度のオーブンで一時間乾燥させます。途中でイチゴをひっくり返してください。

5.イチゴをザルなどに並べて、2~3日天日干しをするとできあがり。

手間はかかりますが、ぎゅっと味がしまり、生のイチゴとはまた違った濃厚な美味しさが味わえます。また、分けたシロップは牛乳やソーダ割にして飲んだり、砂糖代わりやゼリーにするなどして使うことができます。

その他

他にもはちみつ漬け、イチゴ酒、イチゴジャムなど、加工することで長期保存することができます。自分の好みに合った方法で保存してみてください。

もしイチゴが傷んでいたら?

イチゴは足が速く、外からの圧力に弱いため、傷みやすいフルーツです。注意して買っても、パックの底の方のイチゴが傷んでしまっていることもあります。

  • カビが生えている
  • 萎びている
  • 黒く変色している
  • ブヨブヨしていて柔らかい
  • ベチャっとしていて汁っぽい
  • 異臭がする

上記のような状態に1つでも当てはまるときは、傷んでいたり腐っている可能性があるので食べないようにしましょう。

傷んでいる部分だけを取り除いて食べる方もいますが、衛生的にあまりおすすめできません。目で見て変化がわからなくても、内部まで浸透している可能性があるからです。

ただし、ピンク色に変色している場合は、イチゴや容器で圧迫されて部分的に変色しているだけなので食べることができます。気になる方はその部分を取り除いて食べたり、ジャムなどの加工用として使ってください。

イチゴの美味しい食べ方紹介!

それでは早速、イチゴを食べてみましょう。普段何気なく食べているだけかもしれませんが、より美味しく食べるためには、洗い方やヘタの取り方にもコツがあるのです。

ヘタは切らずに洗う

イチゴを洗うときに一番大切なのは、ヘタを切り落とさずに洗うこと。イチゴに豊富に含まれるビタミンCは水溶性のため、ヘタを取ってから水につけるとせっかくの栄養が流れてしまいます。

そのわずかな差だけで、半分以上ものビタミンCが流れ出てしまうとされています。また、ビタミンCだけでなく、ペクチンやアントシアニンも一緒に流れ出てしまうので、必ずイチゴのヘタはつけたまま洗いましょう。

食べる直前にヘタをつけたまま水でさっと洗い流したら、キッチンペーパーで水けを拭き取りましょう。

残留農薬が気になる方は5分流水に

ただ、皮をむかずに食べるフルーツのため、残留農薬や殺虫剤を心配する方も多いのではないでしょうか。無農薬のイチゴなら大丈夫ですが、気になる方は下処理として水を張ったボウルの中に沈め、5分ほど流水にひたしましょう

そして水からあげたら、流水でひとつひとつ指をつかってこすり洗いします。この時もヘタを切り落とさずに洗ってください。

イチゴのヘタは優しく手で取る

次にイチゴのヘタを取ります。包丁で切り落とすのもいいですが、ビタミンCが一番多く含まれているのはヘタの周りの白い部分

そのため、多少人は残りますが、気にならないのであれば食べる直前に、葉の部分を手でつまんでやさしくねじり落として食べましょう。

どうしても芯が苦手な方は、ピーラーに付いている芽取りを使うと包丁より簡単にとることができます。また、少しもったいないですが、変わった方法として、ストローをイチゴの尖っている先の部分からヘタの方にさすと取ることができます。

ジャムやイチゴミルクを作るときなど、大量にイチゴのヘタをとるときに便利なので、ぜひ試してみてください。

イチゴはヘタ側から食べたほうが最後まで美味しい!?

では、イチゴを食べてましょう。皆さんはイチゴを食べるときはどこから食べるでしょうか。

ほとんどの方は先の方から食べると思いますが、実はイチゴは先端から熟していくため、ヘタの近くより先端の方が甘味が強くなっています。そして、中心より表面の方が甘くなっています。

そのため、先の甘い方から食べると、その後のヘタ側の部分は甘味が薄れているので、少し酸っぱく感じてしまうのです。

食べるときはヘタの方から先に口に入れると、甘さをより感じることができ、最後まで美味しく食べることができます。

イチゴの効果をさらにアップさせるには?

健康にも美容にもいいイチゴですが、さらに効果アップの組み合わせがあるので見ていきましょう。

練乳やミルクと食べると吸収率アップ

イチゴといえば練乳や牛乳をかけて食べる方も多いのではないでしょうか。

カロリーが気になる方は敬遠する食べ方かもしれませんが、これらの乳製品に含まれている脂質と一緒に摂取すると、イチゴに含まれるアントシアニンの、体内への吸収率が2~3倍アップするといわれています。

また、乳製品に含まれるタンパク質とイチゴのビタミンCは、肌荒れを予防する美肌効果も期待することができます。練乳やイチゴミルクは栄養を摂取する上で、相性のいい組み合わせなのです。

イチゴとヨーグルトで美肌に

良く食べる組み合わせのヨーグルト。実はとても相性が良く、イチゴのビタミンCとヨーグルトのたんぱく質でハリのある肌を作ってくれます。

お肌のトラブルに悩まされている方は、ぜひヨーグルトと一緒に食べてみてください。

貧血予防は牛肉に合わせて

貧血気味の方は、牛肉のステーキと合わせて食べましょう。イチゴのビタミンCは、肉に含まれる鉄分の吸収率をアップしてくれます。

酸味があるためイチゴを使ったソースは肉料理にとても合いますが、イチゴのビタミンCは過熱すると壊れてしまうため、栄養面を考えると食後のデザートとして生のイチゴを食べるのがおすすめです。

イチゴとアーモンドは老化防止にピッタリ

美容に良いとされるアーモンドは、イチゴとの相性も抜群。イチゴのビタミンC、アーモンドのビタミンEは抗酸化力が強く、アンチエイジングの強い味方

ぜひおやつの代わりに食べてください。

イチゴと食べる意外な組み合わせ

意外な組み合わせかもしれませんが、チーズやバルサミコ酢とイチゴを一緒に食べるのもおすすめです。

イチゴ×チーズ

イチゴとチーズは日本ではなじみがないかもしれませんが、イタリア料理では前菜として出てくることもあるくらい相性の良い組み合わせです。

おすすめは、モッツァレラチーズ、クリームチーズ、リコッタチーズ、カッテージチーズなどで、これらのチーズをイチゴにのせたり、巻いたりして食べます。

クリームチーズと一緒に生ハムで巻いたり、トマトとモッツァレラのカプレーゼのように、トマトの代わりにイチゴを添えて、オリーブオイル、塩コショウをかけて食べるのもおしゃれです。

イチゴ×バルサミコ酢

欧米料理でよく登場するのが、イチゴとバルサミコ酢の組み合わせ。

ぶどう果汁が原料のバルサミコ酢は、その濃厚な甘さや香りがイチゴとの相性抜群。手軽にそのままかけて食べたり、他のフルーツと一緒にしてマリネのようにするのも〇。

先ほどご紹介したチーズとイチゴにかけるとさらに大人な味わいに。

バルサミコが酸っぱすぎた場合は、はちみつや砂糖を少し混ぜて煮詰めたものを使いましょう。そのままイチゴも一緒に煮詰めると、アイスクリームやケーキ、チーズや肉料理にもぴったりのイチゴソースができます。

切り方とデコレーションでもっと楽しくイチゴを食べよう

 
最後に、イチゴの切り方についてご紹介します。ケーキをデコレーションしたり、パフェを作ったりするときに役立ててみてください。

まずは基本の切り方は4つあります。

  • 縦にスライス
  • 横にスライス
  • 4等分に切る
  • 角切りにする

包丁やストローなどを使ってイチゴのヘタを切り落としたら、イチゴの左右をつまみながら、縦や横にスライスしたり、4等分にしたり、角切りにします。厚みを調整して思い通りのデコレーションを楽しんでみましょう。

まな板の上で安定させるためにも、イチゴのヘタ側が平らになるように切り落とすことをおすすめします。

ハートの飾り切り

バレンタインなどにおすすめのハートの飾り切りはキュートでとても簡単。ヘタ取り除き、先端に向かって縦半分に切ります。ヘタの部分をV字に切り落とし、ハート型になるようにすれば完成。

V字の切り込みを入れた部分の角を整えながら、丸みがでるように切ったり、ハートの先端部分がシャープになるよう斜めに切るなどしてハートの形を調整しましょう。

チューリップの飾り切り

イチゴのヘタを切り落として縦に置き、包丁でギザギザになるように一周し、そっと上下を離せば完成。包丁の刃先を使って、斜めに小さな三角の山を作るよう、中心に向かって刃を入れましょう。

薄くスライスしてイチゴのバラに

飾り切りが難しい方は、イチゴをバラのようにデコレーションするのがおすすめ。イチゴを縦に薄くスライスし、少しずつずらして並べたら、端から巻いて形を整えると豪華なバラのデコレーションができます。

よく切れるナイフや包丁で薄くスライスするのが上手くいくコツです。スライスする厚みや使う枚数で色んなバリエーションのバラが作ることができます。生クリームやジャムなどの上に作ると、崩れにくく形が作りやすいです。

簡単にできる上、とても高級感が出る人気の方法です。ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

おいしくて形も色もキュートで、さらに健康や美容にもいいイチゴ。みんなに愛されるフルーツだということがよくわかりますね。

珍しい品種や意外な食べ方など、イチゴの魅力はまだまだ尽きません。今では一年中食べることができるようになったイチゴ。これからも、美味しく楽しく食べてくださいね。




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