さくらんぼの魅力!保存方法や種の取り方は?初夏のルビーを味わおう!

初夏の訪れを告げるさくらんぼ。かつては宝石とも呼ばれ、今でも高級フルーツとしてのイメージが強く、化粧箱に入った贈答品などは1粒数百円もするものも。

また、なんといってもそのかわいい姿が魅力的で、ほんのり赤く色づいたさくらんぼは、美味しいだけなく、見ているだけでも楽しい気分にさせてくれます。

そこで今回は、さくらんぼのルーツや種類、保存方法や美味しい食べ方など、さくらんぼについてあますことなくご紹介していきます。

さくらんぼってどんなフルーツ?

さくらんぼは、バラ科サクラ属の果実です。桜の木になる実ですが、ソメイヨシノやヒカンザクラなどの観賞用の桜とは違い、主にセイヨウミザクラやスミミザクラなどのミザクラ(実桜)類の樹になる果実です。

名前の由来は、「桜の子=坊」で「さくらのぼう」が訛り、「さくらんぼう」といわれるようになったとされています。桜が付ける桃という意味から「桜桃(おうとう)」とも呼ばれ、政府の標準成分表には「おうとう」として記載されています。

主な産地は山形県。次いで北海道、山梨県ですが、山形県の収穫量は全体の70%を占めています。また、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの5か国から輸入されており、さくらんぼ輸入量の90%以上はアメリカです。

ハウス物が4月頃から出回り始め、品種によりますが7月頃まで店頭で見かけることができます。多く出回るのは梅雨の時期で、旬は5月~6月頃。輸入物が出回るのは、4月の後半から8月のはじめ頃です。

さくらんぼの歴史!

さくらんぼの原産地は、黒海周辺、コーカサス山脈の南と考えられています。紀元前4000年頃に、ヨーロッパ中央部の低地に暮らしていたとされる、古代スイスの湖棲民族の遺跡から種が出土しており、紀元前300年ごろにはすでに栽培が行われていたといわれています。

やがてヨーロッパ各地へと広がっていき、生食や、ジャム、砂糖漬けなどで食べられてきましたが、品種改良が積極的に行われるようになったのは、16~17世紀頃。

近世になってヨーロッパから世界各地に広がり、アメリカは17世紀に東海岸に導入され、1世紀かけて西海岸にひろまり、今ではアメリカンチェリーとして世界へと輸出されているほどになりました。

日本では、平安時代の書物「本草和名」に「桜桃」(和名 かにはさくらのみ)と記述されていますが、これは中国のさくらんぼ(シナミザクラ)だと考えられています。

現在のようなさくらんぼが日本で栽培されるようになったのは明治時代初期。アメリカやフランスなどの品種が導入され、それらが北海道や山形県などで定着し、現在では山形県をはじめ、青森県や山梨県などで栽培されています。

雨の多い日本での栽培は非常に難しく、たいてい雨よけのビニールを張った、パイプハウスの中で収穫されます。

樹の上までビニールを覆うため、野菜用のハウスよりかなり大きく、さらに、霜の害から木を守るために、花の咲くころには木のまわりで火をたいてあたためる場合も。

このようにとても手間をかけて育てているので、国産のさくらんぼは現在でも高いのです。

さくらんぼの品種には何がある?

一般にさくらんぼとして店頭に並ぶものは、ほとんどがセイヨウミザクラ(西洋実桜)の仲間ですが、世界中で栽培されているさくらんぼの品種はなんと1300種以上もあります。

さくらんぼは大きく分けると、日本で食べらている甘い甘果(かんか)オウトウ、酸味の強い酸果オウトウ、中国原産の中国オウトウの3種類。

ここでは、日本で栽培されている甘果オウトウを中心に、さくらんぼの品種をいくつかご紹介します。

佐藤錦

赤いルビー」とも呼ばれ、国内生産の約75%を占める、日本のさくらんぼを代表する有名な品種。大正元年(1912年)に山形県東根市の佐藤栄助氏が、ナポレオンに黄玉を交配してできたといわれています。

果皮の色は黄色に鮮やかな紅色の着色が見られ、光沢があります。大きさは6g程ですが、10g程の大玉生産も行われています。果肉は乳白色で軟らかめ。

甘みと酸味のバランスが良くジューシー。さくらんぼの中でも、味わい、色、つやともに王様といわれる、国内最高級の品質だといわれています。

高砂(たかさご)

明治初期(1872年)にアメリカから導入された早生(わせ)の代表品種。アメリカでの名前は「ロックポートピガロー(Rockport Bigarreau)」といい、明治後期に長いカタカナ名から「高砂」という日本名に名称統一されました。

さくらんぼの多くが自家不和合性(じかふわごうせい)といって、同じ品種同士では実をつけない性質があり、違う品種からの受粉が必要なため、佐藤錦、ナポレオンの受粉樹として広く栽培されてきました。

ルビーのような色で、果肉は乳白色で果汁が多く、味は甘さに加えしっかりとした酸味が感じられます。全体的に少しあっさりとしていて、上品で繊細な味わい。

早生種のため、出回るのは山梨県産やハウス物なども含め、5月中旬辺りからとなります。

紅秀峰(べにしゅうほう)

山形県園芸試験場で生まれた、佐藤錦に次ぐ品種として期待されている品種。佐藤錦と天香錦を交配し、平成3年に品種登録されました。

果実は8~10gととても大きく、黄色の地にルビー色に着色します。果肉はクリーム色でしっかりとした食感があり、ジューシーで非常に甘く、佐藤錦より大玉で赤みが強いのが特徴。

収穫時期は、6月下旬から7月上旬で、佐藤錦より一週間程遅く収穫されます。

ナポレオン

ヨーロッパで人気がある品種で、明治時代初期にアメリカから日本に導入されました。佐藤錦をはじめとした、いくつかの優良品種の親になっています。

やや縦長のハート形をしていて、果実の大きさは7g程。黄色い地に明るい赤で、完熟したものは全体に赤く色づきます。

果肉はとてもジューシーで佐藤錦よりも酸味があり、はっきりとした味わい。加工用に広く用いられています。

月山錦(がっさんにしき)

珍しい黄色いさくらんぼです。月山錦は中国大連で育成され、日本に持ち込まれた品種ですが、江戸時代に日本に導入された中国オウトウとはまた違う系列になります。

月山錦は栽培が難しい上に1本の樹から収穫できる量が少ないため、一般にはほとんど出回らず、地元の人でもほとんど見ることのない、非常に希少な品種です。

1粒10g前後と大粒で、艶のある明るい黄色が特徴的。酸味は少なくしっかりとした歯ごたえのある果肉で、甘くてみずみずしい果汁が口の中に広がります。

紅さやか

山形県園芸試験場において、佐藤錦とセネカの交雑により育成し、平成3年に品種登録された早生種。収穫時期が6月上旬~と、もっとも早く収穫が始まるさくらんぼです。

大きさは6g程。紅色から完熟していくにつれて赤紫色になり、果肉まで赤紫色になるのが特徴。ほどよい硬さがあり、ジューシーでしっかりとした歯ごたえがあります。

佐藤錦より酸味は強いですが適度な甘みがあり、さっぱりとした美味しさを感じることができます。

酸果オウトウ(サワーチェリー)

サワーチェリーとも呼ばれる、酸っぱいさくらんぼです。ヨーロッパなどでは多く栽培されていますが、国内ではほとんど栽培されていません。

色は真っ赤で美味しそうに見えますが、日本で栽培されている甘果オウトウと違い、酸っぱくてとても生では食べられないため、ジャムやジュース、ケーキなどの加工用に使われています。

中国オウトウ

江戸時代はじめに中国から日本に導入されたさくらんぼです。唐実桜(からみざくら)、シナミザクラ、シナオウトウともいわれ、中国全土にわたって古くから栽培されていたといわれています。

花の咲く時期や果実の収穫できる時期は、さくらんぼのなかではもっとも早く、関東では3月上旬に咲きます。実は柔らかくて小さく、さくらんぼの味はしますが、果実は商品としては流通していません

さくらんぼとアメリカンチェリーは何が違うの?

さくらんぼは英語でチェリーですが、一般的にさくらんぼといえばイメージするのは国産のものです。そしてチェリーといえばアメリカンチェリーを指すことが多いのではないでしょうか。

では、そのさくらんぼとアメリカンチェリーの違いについて見ていきましょう。

アメリカンチェリーの特徴

アメリカンチェリーはその名の通りアメリカで収穫され、日本に輸入されるさくらんぼの一種です。オレゴンやカリフォルニアが有名な産地として知られています。

ただし、実際にはすべてアメリカから輸入されているものというわけではありません。品種も、アメリカンチェリーの代表的なビングの他に、早生種のツラーレやブルックス、国産物とよく似たレイニアなどがあり、それらすべての総称としてアメリカンチェリーと呼んでいるのです。

ほんのり黒がかった赤色が特徴的。日本で多く食べられているのはビングという品種で、ダークチェリーとも呼ばれています。

甘みが強くて酸味は控えめ5月~7月頃が旬で、日本に多く輸入される時期もおおよそ同じ期間になります。

見た目や大きさは?味はどう違うの?

アメリカンチェリーとさくらんぼは、まず、大きさや味わいが異なります。アメリカンチェリーの方が国産さくらんぼに比べて大きめで、色味も黒みがかった赤色と濃いイメージがあります。

また、皮も厚めで果肉もやや硬く、歯ごたえのあるしっかりとした食感があるのが特徴的。甘味も全体的にアメリカンチェリーの方が強く感じられます。

対して、国産さくらんぼの果肉は柔らかめで皮も薄く、甘みの中にほどよい酸味が感じられるのが特徴です。

値段はどちらの方が安い?

アメリカンチェリーとさくらんぼは、価格の面でも違いがあります。アメリカンチェリーは海外から輸入しているため、そのコストがかかっていますが、アメリカンチェリーの方が、さくらんぼよりも安いのが一般的です。

時期や品種によっても異なりますが、一般のスーパーで売られているもので比較すると、1パック(300g)のアメリカンチェリーがおよそ500円前後の価格帯に対し、国産さくらんぼは同じ量にすると1000円近くになります。

さらに、贈答品のさくらんぼになると1粒300円ほどで売られているものもあり、やはり国産のさくらんぼは高級フルーツといえます。

それも、日本で栽培されているさくらんぼはデリケートで、栽培にとても手間がかかる上、収穫時期もたった1~2週間ほどしかなく、旬がとても短いのが理由です。

さくらんぼの栄養は?どんな効果がある?

さくらんぼは栄養価の高いフルーツとはいえませんが、それでもその小さな果実には、色々な栄養素がバランスよく含まれています。

泌尿器系疾患に効果があることから、アメリカ先住民の生薬として昔から使用されており、中国では唐の時代から咳止めとして利用されています。

そんなさくらんぼに含まれる栄養素の中でも多く含まれているのが、

・鉄分(貧血予防)
・カリウム(むくみ予防、高血圧予防)
・ビタミンA(肌荒れ予防、免疫力アップ)
・葉酸(造血作用、生体組織形成)

です。

他にも、アンチエイジングに効果的なカロチンも多く含まれていおり、さくらんぼの赤い色素であるポリフェノール(抗酸化物質)の一種、アントシアニンは眼精疲労や生活習慣病予防に効果的。

また、さくらんぼの爽やかな甘さの成分であるソルビトールは、虫歯予防にも使われている天然甘味料で、便秘の改善にも期待できます。

強壮剤としての効用もあり、顔色をよくし、美人をつくるといわれ、消化を促進する働きもあるので、体が弱っている病後や、食欲がないときにおすすめのフルーツといえます。

カロリーも100g(約14粒)あたり60キロカロリーとヘルシー。カロリーが気になる方も安心です。

美味しいさくらんぼを選ぶポイント!

さくらんぼは追熟しないフルーツのため、食べごろの状態のものを購入することがポイント。以下の点に注意して選びましょう。

  • 表面にハリとツヤがある
  • 実の粒が大きい
  • 表面に傷や変色がない
  • 全体的に赤く色づいている
  • 軸が太くてきれいな緑色をしている

品種によって多少異なりますが、傷がなく、実の粒が大きくてハリツヤがあるさくらんぼが良品だといえます。

熟していくほど濃く色づいていくため、濃い色のさくらんぼの方が甘いですが、濃すぎると熟れすぎの場合があるため注意しましょう。アメリカンチェリーは完熟すると黒っぽくなります。

軸が緑色のものは鮮度が良い証なので、軸もしっかりと見てください。

さくらんぼの保存方法!日持ちはどれくらい?

さくらんぼは日持ちが悪く、劣化しやすいフルーツです。また、追熟しないため、おいしく食べられるのは収穫してから2~3日ほどしかありません。

そのため、できることなら購入したその日のうちに食べるのがベストです。

常温保存 約2日
冷蔵保存 約2~3日
冷凍保存 約1~2か月
漬け保存 約3週間

常温保存のコツ

保存期間:約2日

さくらんぼはデリケートで、急な温度や湿度の変化に弱いため、常温保存がおすすめです。さくらんぼを購入したら容器から出し、乾燥を防ぐためキッチンペーパーや新聞紙などに包み、日光の当たらない、10℃前後の涼しい場所に保存しましょう。

冷たいさくらんぼが食べたいときは、食べる30分ほど前に冷蔵庫で冷やすか、直前に冷たい水にさらすとおいしく食べることがでいます。

保存期間は長くて2日ほどしかないため、早めに食べきるようにしましょう。

冷蔵保存のコツ

保存期間:約2~3日

さくらんぼを冷蔵庫で保存するときは、容器から出し、乾燥を防ぐためにクッキングペーパーや新聞紙などに包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

急激な温度変化に弱いため、クール便で宅配された場合は、届いたらすぐに冷蔵庫入れるようにしてください。

ただし、さくらんぼは冷やすと5℃くらいから果肉が硬くなっていき、甘味がなくなってしまいます。冷たくすればするほど食感と美味しさが低下してしまうため、冷蔵保存はあまりおすすめではありません。

また、冷蔵した場合も保存期間は2~3日と短いので、早めに食べるようにしてください。

冷凍保存のコツ

保存期間:約1~2か月

長期保存が難しいさくらんぼですが、どうしてもすぐに食べることができないときは、冷凍保存してみましょう。ただし、冷凍したさくらんぼは、生のさくらんぼとはまったくの別ものになってしまうので注意してください。

さくらんぼを傷めないように、軽く水洗いをしてキッチンペーパーなどで水気を取り、軸を取ったらフリーザーバッグや密閉容器に入れ、冷凍庫で保存します。

食べるときは、解凍せずにそのままいただきましょう。シャリシャリとした食感の、シャーベットのようなさくらんぼが楽しめます。

漬け保存のコツ

保存期間:約3週間

さくらんぼをすぐに食べることができない場合や、あまり甘くなかった場合などは、シロップ漬けにすると長く保存することができます。

できたコンポートはそのまま食べるのもいいですが、ゼリーやケーキの材料にしたり、ヨーグルトやジュースのトッピングにもぴったり。

用意するもの

  • さくらんぼ(300g)
  • 白ワイン(200ml)
  • グラニュー糖(60g)
  • レモン汁(大さじ1)

1.さくらんぼを洗い、軸と種を取ります。

2.鍋にさくらんぼとグラニュー糖を入れ、1~2時間くらい放置します。

3.白ワインを入れて5分ほど中火で煮込み、火を消してレモン汁を入れます。

4.煮沸消毒をした容器に注ぎ入れ、蓋をしっかりしめたら逆さににして、余熱が取れるまで放置します。

5.冷めたら冷蔵庫に保存します。

熱いまま瓶に移して蓋をするため、軍手などをはめて作業をするようにしてください。

さくらんぼを美味しく食べよう!種の取り方やおすすめの食べ方紹介

さくらんぼはそのまま生で食べるのが一番ですが、見た目がかわいらしいので、デザートやジュースなどのトッピングにぴったり。

他にも、ヨーグルトと一緒に食べたり、さくらんぼをひとつずつ製氷機に入れて水をいれて凍らして、さくらんぼ入りロックアイスにするのもおすすめです。ソーダ水に入れたりそうめんの上にのせて楽しんでください。

ケーキやクッキーなどのお菓子の材料として使うのも〇。色々な食べ方でさくらんぼを楽しんでみてください。

農薬が気になる方は

さくらんぼはとてもデリーケートなため、完全無農薬栽培は難しく、多少の農薬はどうしても必要になります。

あまり長く水につけたり、ゴシゴシ洗ってしまうと旨味や栄養分が流れてしまいますが、それでも農薬が気になる方は、水を流しながら10分くらいつけておき、それから5回ほどふり洗いをしましょう。

さくらんぼの種の取り方

ジャムやお菓子作りなどでさくらんぼの種を取るときの方法についてご紹介します。形を気にしないのであれば半分に切ってそのまま取ってしまえばいいですが、飾りに使う場合などは、さくらんぼの形をそのまま残したまま種を取りたいもの。

そんなときは、太めのストローを用意してください。

1.さくらんぼを水洗いして軸を取る。
2.軸のついていた方からストローを差し込む(貫通しないように注意する)。
3.ストローが種に当たったら、ストローを5周ほど回す。
4.すくいとるようにストローを抜く。

すると、ストローに種がフィットして上手に取り除くことができます。形も崩れず果肉も無駄にならないおすすめの方法なのでぜひ試してみてください。

さくらんぼジャム

さくらんぼが大量にあるときなどは、ジャムにしてみてはいかがでしょうか。ほんのり甘い、手作りの優しい味わいを楽しむことができます。

用意するもの

  • さくらんぼ(150g)
  • レモン汁(小さじ1)
  • グラニュー糖(50g)

1.さくらんぼの軸をとり、水洗いして水けをきったら種を取り、種をお茶パックに入れる。

2.鍋さくらんぼを入れてグラニュー糖を振りかけ、常温で2時間ほど放置する。

3.水分が出てきたら弱火でさくらんぼを潰しながら煮詰める。

4.さらに水分が出てきたら、お茶パックに入れた種を鍋に入れ、とろみが付くまで弱火で煮詰める。

5.とろみが出てきたら種を取り出し、レモン汁を加え、最後に5分ほど煮込んだらできあがり。

さくらんぼはそのままだととろみが出ないので、ペクチンを加えるか、種を使ってとろみを出します砂糖やレモン汁の量はお好みで調整してください。

さくらんぼのヨーグルトアイス

たまごや生クリームを使わずに作れる簡単なヨーグルトアイスです。さくらんぼを多くするとキレイなピンク色のアイスに。

用意するもの

  • さくらんぼ(約10粒)
  • ヨーグルト(200cc)
  • はちみつ(大さじ2)
  • 洋酒(お好みで大さじ1)

1.さくらんぼは水で洗って種を取る。

2.種を取ったさくらんぼ、ヨーグルト、はちみつ、洋酒(お好み)をミキサーにかける。

3.厚手のビニール袋に薄く延ばして冷凍庫に入れ、30分ごとにとりだして揉み、2時間ほど凍らしたらできあがり。

揉み忘れたときは、レンジで30秒ほど加熱し、綿棒などで柔らかくすればOK。凍らしたものをミキサーにかけるとスムージーとして楽しむことができます。

アメリカンチェリーのピクルス

アメリカンチェリーのピクルスは、肉料理にぴったり。初夏の間のほんの少しの旬ではありますが、アメリカンチェリーが出回ったらぜひ作ってみてください。

用意するもの

  • アメリカンチェリー(500g)
  • 赤ワイン(200ml)
  • 赤ワインビネガー(300ml)
  • きび砂糖(50g)
  • 塩(小さじ1)
  • ローリエ(1枚)
  • シナモンスティック(1本)
  • クローブ(6個)
  • マスタードシード(小さじ1 なければマスタードで)
  • 黒粒こしょう(小さじ2)

1.アメリカンチェリーはよく洗い、キッチンペーパーなどでやさしく水けを取り、乾かす。

2.大きめのステンレスまたはホーローの鍋にチェリー以外の材料を入れ、ひと煮立ちさせる。

3.煮立ったら火を止め、チェリーを入れて1分ほどしたら煮沸消毒した保存瓶に入れ、すぐにふたをし、そのままおく。

3.冷めたら冷蔵庫へ入れて完成。

4日ほどで味がなじんで食べられるようになります。脱気して密閉したら冷蔵庫で半年ほど保存可能です。熱いので瓶に詰めるときは軍手などをはめてください。開封後は1週間以内に使いきってください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?さくらんぼは収穫期間が短く、栽培も難しいためどちらかといえば高価で、あまり長持ちもしませんが、清涼感のある爽やかな甘味が、初夏の訪れを感じさせてくれるフルーツでもあります。

赤くて可愛らしいさくらんぼ、期間限定のその味をぜひ楽しんでみてくださいね。




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